昨年秋から野菜がずう~っと高い!
なぜそんなに野菜の価格が下がらないのか・・・?
それは・・・・・・
野菜が生育不良で収穫できないからである・・・
収穫できたとしても、例年と比べると生育不良だからである。
TBS TV<ひるおび>では、今年1月の野菜の生育状況とそれに伴う輸入量の増加について、野菜価格の変動について放映された。
目次
輸入急増の野菜
<ひるおび>によると、今年1月は1年前と比べて葉物野菜が不足しており、野菜の輸入が急増しているという。
例えばキャベツ・・・今年は生育不良で、中がスカスカだそうだ。
価格が変わらなくても中がスカスカでは、飲食業では使い物にならないのだろう・・・?
そのような訳で、今野菜の輸入量が急増しているという。
輸入が急増している野菜例は以下の通りである。
- 白菜:7.8倍
- レタス:1.9倍
- キャベツ:5.8倍
野菜の高騰が続いているのは野菜の生育不良だということはわかった。
それではなぜ?野菜は生育不良なのか?
それには次の3つの理由を挙げることができる。
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野菜の生育不良3つの理由
1.10月2回台風
10月下旬の2週続けて起きた台風により、野菜の生育・収穫に大きなダメージを与えたことは、こちらの記事でも書いたので、参照されたい。
2. 8月の日照不足・秋の長雨
10月2回台風は野菜の生育・収穫にもちろん影響大であったことは間違いないのだが、2017年は10月以前から秋の長雨や8月の日照不足で、野菜も植物も生育不良であった。
さらに、これでもか!と追い打ちをかけるのが3つめの理由である。
3. 11月&2月の低温
10月2回の台風後、11月は低温だったことも影響している。
低温は11月だけではなく、2月もそうだった。
ちなみに今年の初め、野菜高騰が異常レベルであったことは、こちらの記事に書いたので、参照されたい。
要するに、昨年後半から今に至るまでずっと野菜の生育不良が続いていると言えるのだ。
さて、今日から3月、野菜の値段は今現在どのような状況であり、また今後どのように変わっていくのであろうか?
野菜の価格:3月はどうなる?
このブログでも野菜について書く時は、毎回参照するのが、こちらの方↓
練馬区のスーパーアキダイの秋葉社長です。
秋葉社長によると、昨年10月からの野菜の価格の推移は以下の通りである(スーパーアキダイ調べ)。
10月 11月22日 1月11日 3月1日
白菜(1/4) \68 ¥158 ¥198 ¥198
大根(1本) ¥80 ¥128 ¥180 ¥250
長ねぎ(1束) \158 \238 \158 ¥180
キャベツ ¥100 ¥298 ¥380
上記野菜価格の推移を見ると、時に高い!印象を受けるのは「キャベツ」である。
キャベツが「380円」とは年末(お正月)価格ではないか!?
今、安い葉物野菜の救世主とは?
スーパーアキダイの秋葉社長はキャベツの代わりに、今安いある葉物野菜を使うことを提案している。
その野菜とは・・・・・・
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ほうれん草 そして・・・ 小松菜
¥100(3月1日時点) ¥100(3月1日時点)
ほうれん草も小松菜もどちらも100円というのが嬉しい!
秋葉社長によれば、いつもはキャベツで野菜炒めを作っている人も、キャベツを小松菜に変えるだけで200円近い節約になるという。
野菜炒め3~4人前をキャベツで作ると468円であるが、小松菜で作ると280円となり・・・
468円→280円で188円の節約になるのだ。
これは朗報である。
今が旬のおススメ野菜
また、秋葉社長のもう一つのお勧め野菜は・・・新玉ねぎ↓である。
アキダイでは本日現在、4玉228円だが、これは出始めの価格なので、これから下がっていくだろうと話していた。
新玉ねぎは甘みが強く、私自身大好きな野菜の一つである。
買いに行くのを楽しみにしている。
キャベツに代わる今安い葉物野菜がわかったが、今後野菜の価格はどうなるのだろうか?
果たして下がるのだろうか?
野菜価格の高騰が落ち着く時期は?
農水省のwebでは野菜価格の安定するy見通しを下表のように発表している。
主だったものを挙げると、
3月上旬:大根、キャベツ
3月末:白菜
スーパーアキダイの秋葉社長は、大根はLサイズが主流であり、2Lサイズになった今でもまだ小さいと話す。
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白菜は今販売している種類とは異なる種類の白菜の生育に期待しているという。
生育不良の影響は深刻である。
今後の野菜価格、出荷見通しについては、農水省が発表した下表を参考にされたい。
品目 | 主産地 ( )書きは29年 3月の入荷 シェア |
今後の生育及び出荷見通し | 価格見通し (平年(直近5か年 平均)比) |
|
3月前半 | 3月後半 | |||
だいこん | 神奈川(55%) 千葉(36%) |
・ 神奈川県及び千葉県での10月中下旬 の長雨や千葉県での10月の台風に伴う 塩害、生育期間を通じた低温により生育 が低下し、平年よりも小ぶりとなった。 このため、2月の出荷数量は平年を大 きく下回り、価格は平年を大きく上回って 推移。・ 神奈川県及び千葉県において、低温に より11月以降播種されたものの生育が低 下しているため、3月も出荷数量は平年を 下回り、価格は平年を上回る見込み。 なお、ほ場に残っている量は平年並み であるため、気温が平年並みに戻れば、 生育速度が平年並みに戻るため、3月後 半にかけて、出荷数量、価格ともに回復 傾向となることが見込まれる。 |
高値水準 で推移 |
高値水準 ではあるが、2月や3月前半の水準からは回復 |
にんじん | 徳島(43%) 千葉(34%) |
・ 千葉県での10月の長雨及び日照不足に より、生育が低下し、平年よりも小ぶりとな ったため、2月の出荷数量は平年を下回り、 価格は平年を上回って推移。 また、出荷が前倒しとなり、ほ場に残って いる量が平年よりも少ない。・ 千葉県において、ほ場に残っている量が 平年よりも少ないことから、出荷数量が少 ない状態が続くため、3月前半も価格は平 年を上回る見込み。・ 後続の産地である徳島県において、生育 が平年並みであるため、3月後半は出荷数 量、価格ともに平年並みに戻る見込み。 |
高値水準 で推移 |
平年並み に戻る |
はくさい | 茨城(55%) 兵庫(24%) |
・ 茨城県での10月中下旬の長雨や生育期 間を通じた低温により生育が低下し、小玉 傾向となったため、2月の出荷数量は平年 を大きく下回り、価格は平年を大きく上回っ て推移。 また、出荷が前倒しとなり、ほ場に残って いる量が平年よりも少ない。・ 茨城県及び兵庫県において、ほ場に残っ ている量が平年よりも少ないことから、出荷 数量が少ない状態が続くため、3月も価格は 平年を上回る見込み。 |
高値水準 で推移 |
高値水準 で推移 |
キャベツ | 愛知(59%) 千葉(23%) 神奈川(15%) |
・ 愛知県での10月中下旬の長雨や、千葉 県での10月の台風に伴う風害に加えて、 生育期間を通じた低温により生育が低下し、 小玉傾向となったため、2月の出荷数量は平 年を大きく下回り、価格は平年を大きく上回 って推移。・ 愛知県、千葉県及び神奈川県において、 低温により11月以降定植されたものの生育 が低下しているため、3月も出荷数量は平年 を下回り、価格は平年を上回る見込み。 |
高値水準 で推移 |
高値水準 で推移 |
ほうれんそう | 茨城(39%) 群馬(23%) 千葉(15%) |
・ 茨城県及び群馬県での生育期間を通じた 低温により小型傾向となったため、2月の出 荷数量は平年を下回り、価格は平年を上回 って推移。・ 茨城県及び群馬県において、生育が回復 傾向であるため、3月は出荷数量、価格とも に平年並みに戻る見込み。 |
平年並み に戻る |
平年並み で推移 |
ねぎ | 千葉(42%) 埼玉(23%) 茨城(11%) |
・ 2月の出荷数量は平年並みであったが、 気温の低下に伴い需要が増加したため、 2月の価格は平年を上回って推移。・ 千葉県、埼玉県及び茨城県において、生 育が平年並みであり、また、2月よりも消費 量が少ない時期であるため、3月の価格は 平年並みに戻る見込み。 |
平年並み に戻る |
平年並み で推移 |
レタス | 茨城(44%) 静岡(12%) 香川(10%) |
・ 茨城県、静岡県及び香川県での生育期間 を通じた低温により生育が低下し、小玉傾向 となったため、2月の出荷数量は平年を下回 り、価格は平年を上回って推移。・ 茨城県、静岡県及び香川県において、低温 の影響が残り、生育及び出荷数量は平年を下 回って推移するため、3月前半も価格は平年を 上回って推移する見込み。・ 3月後半は、気温が平年並みに戻れば、低 温の影響がなくなり、生育及び出荷数量は平 年並みに回復することが見込まれるため、価 格は平年並みに戻る見込み。 |
高値水準 で推移 |
平年並みに戻る |
きゅうり | 群馬(25%) 宮崎(17%) 千葉(16%) |
・ 群馬県、宮崎県及び千葉県において、生育 が平年並みであるため、出荷数量、価格とも に平年並みで推移する見込み。 |
平年並み で推移 |
平年並み で推移 |
なす | 高知(62%) 福岡(16%) |
・ 高知県及び福岡県において、生育が平年 並みであるため、出荷数量、価格ともに平年 並みで推移する見込み。 |
平年並み で推移 |
平年並み で推移 |
トマト | 熊本(32%) 栃木(25%) 愛知(10%) |
・ 熊本県、栃木県及び愛知県において、生育 が平年並みであるため、出荷数量、価格とも に平年並みで推移する見込み。 |
平年並み で推移 |
平年並み で推移 |
ピーマン | 茨城(35%) 宮崎(28%) 高知(15%) |
・ 茨城県、宮崎県及び高知県において、生育 が平年並みであるため、出荷数量、価格とも に平年並みで推移する見込み。 |
平年並み で推移 |
平年並み で推移 |
ばれいしょ | 北海道(60%) 鹿児島(38%) |
・ 北海道産の在庫数量が平年並みであり、ま た、鹿児島県での生育が平年並みであるため、 出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見 込み。 |
平年並み で推移 |
平年並み で推移 |
さといも | 埼玉(54%) 千葉(27%) |
・ 埼玉県産及び千葉県産の在庫数量が平年並 みであるため、出荷数量、価格ともに平年並み で推移する見込み。 |
平年並み で推移 |
平年並み で推移 |
たまねぎ | 北海道(74%) | ・ 北海道産の在庫数量が平年並みであるため、 出荷数量、価格ともに平年並みで推移する見 込み。 |
平年並み で推移 |
平年並み で |
(出典)
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