天皇陛下(明仁親王)が来年(2019年)4月30日に退位され、皇太子(徳仁親王)が翌5月1日に即位するに伴い、元号も「平成」から新しい元号に変わる。
果たして新元号はどのような名前になるのだろうか?
また新元号はいつ頃発表になるのだろうか?
本稿では新元号の予想とまではいかないが、元号を決める際の六要件と、また要件として規定はされていないが、元号を決める際に考慮されうる内容をまとめてみる。
また、新元号の発表時期がいつになるのか?
その可能性についても、調べてみた。
本日(3/5)の新聞・TV等のニュースでは、新元号の「決め方」「決まり方」についての報道が多かったように思う。
筆者自身はTBSTV<ひるおび>や新聞各紙のデジタルニュースで見聞きした。
それによると、元号を決める際には、6つの要件があるという。
それは・・・
新元号の六要件
- よい意味である(国民の理想にふさわしい意味を持つこと)
- 漢字二文字である
- 書きやすい
- 読みやすい
- 過去に元号として使われていない
- 俗用されていない(一般的に使われていない)
まあ、上記六要件は常識的に考えれば、想定内と言える。
六要件の1「よい意味である」について、調べてみた!
新元号六要件の1「よい意味である」とは?
「平成」の改元時に遡り、六要件の1番目「よい意味である」の意味するところを考察してみよう。
新元号「平成」は昭和64年(1989)年1月7日午後2時35分頃、当時官房長官であった小渕官房長官によって発表された。
その時の発表内容がこちら↓
新しい元号は『平成』であります
この新しい元号は1月8日以降に用いられる
史記(しき)と書経(しょきょう)にある文言から引用した
平成には、国の内外にも天地にも平和が達成されるという意味が込められている
史記とは司馬遷による中国の歴史書、書経は(尚書とも称される)、政治史などが記された中国最古の経典です。247番目の元号「平成」も、従来の元号と同じように、漢籍の文言から引用されたのです。(出典)
「平成」の場合、1の「よい意味」とは、次の意味だったことがわかる。
平成= 国の内外にも天地にも平和が達成されるという意味
確かに!よい意味が込められている!
新元号も、「平成」またそれ以前の元号同様、従来の元号と同じように、漢籍の文言から引用されるのだろうか?
さらに小渕官房長官は、記者団からの質問に対し、「平成」の考案者や有識者の懇談会で出された意見については、「差し控えさせていただく」と述べた。
一方、みずからが掲げた「平成」の文字については、次のように説明した。
「書の名人」である政府職員が書いた
1.「よい意味」がわかったところで、次に、六要件には入っていないが、国民生活への影響を考えた時に、考慮され得るであろう要素である。
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新元号考慮されるべき二つの要素
コンピューターでの処理の書類の記入等で元号をアルファベットで書くことは、誰しも1度は経験していると思う。
その他の考慮されるべき要素①
- 明治生まれ:M
- 大正生まれ:T
- 昭和生まれ:S
- 平成生まれ:H
ということは・・・・・・
<ひるおび>でも指摘されていたが、新元号は上記のアルファベット「M、T、S、H」とはかぶらないということが考えられる。
要するに新元号は頭文字が「M、T、S、H」で始まらない漢字ということになる。
「平成」を例に挙げると、「平成」の時は「平成」以外、2つの元号候補があったそうだ。
それは・・・・・・「修文」(しゅうぶん)と「正化」(せいか)である。
ただ、どちらもアルファベットSで始まる。
つまり、「昭和」のSとかぶってしまうため、これら2つの元号は候補から外れたようだ。
M、T、S、Hの4つのアルファベットで始まる元号は候補にならないということがわかったところで、その他の考慮される要素を見ていきたい。
その他の考慮される要素②
元号はさまざまな有識者によって、いろいろな案が出されるようだが、新元号案を出した識者が改元時までに亡くなってしまった場合、その元号案は使われないという。
なぜなら・・・「物故者のものは使わない」という不文律があるからだそうだ。
なるほど・・・!
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さいごに・・・
以上、六要件、その他の2要素、などからまとめると、新元号の頭文字のイニシャル位は絞れれるかもしれない。
また、上述したように、新元号も従来の元号と同じように、漢籍の文言から引用されるとするなら、予想もつかない名前かもしれない。
これから、新元号の発表時期について、マスコミ各社で「我先に!」と、し烈な戦いが展開がされるのかもしれない。
改元は5月1日、時まさにゴールデンウィーク中である。
2019年のゴールデンウイークが10連休になるのか?否か?はこちらの記事で書いていますので、併せてどうぞ。
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