インフルエンザ患者数が過去最高に!インフルが急増する3つの日本的理由と対策とは?

健康法

インフルエンザ流行の原因と対策については、昨年12月にもこちらの記事に書いた。

年が明けても落ち着くどころか、ますます増え続けているインフルエンザ。

そこで、今回はこれまで指摘されてこなかったインフルが増え続ける原因の日本的要素に焦点を当て、まとめてみた。

インフルエンザが流行した物理的な2つの原因は?

  1. 気温
  2. 寒暖差

まず最初に昨年12月の気温である。

12月の平均気温は例年7.6℃あるそうだが、昨年は6.6℃と1℃低かったことがあげられる。

続いて、年明けて1月第3~4週にかけて寒暖差が一気に大きくなったことも原因である。

寒暖差疲労については、以前にもこちらの記事で書いているように、自律神経のバランスが崩れ、身体は非常に疲れやすい。

1月22日の大雪を境に1週間で一気にインフルエンザが急増したのも、寒暖差で免疫が落ちた人が多かったことが考えられている。

22日の大雪の際、遅れた電車を駅の外で待たなければならなかったケースも少なくなかった。

今回の流行は単に低気温という気候的原因だけでなく、雪という気候により生じた状況が多分に関係しているのだ。

さて、外的要因がわかったところで、今日の本題である日本的要素を見ていこう。

インフルエンザ急増の原因:3つの日本的理由とは?

TBSTV<ひるおび>では、ナビタスクリニックの理事長久住 英二先生がインフルエンザ急増の背景にある日本的理由を指摘した。

インフルエンザ急増に日本的背景?と思われた方もいるかもしれない。

では、久住先生が指摘するインフルエンザを急増させる日本的背景とは何を言うのだろうか?

それは・・・・・・・

↓↓↓↓↓↓↓↓↓

インフルエンザにかかっても会社を休めないことだという。

番組では世代の違う男女3人のインタビューを紹介。

それによると・・・・・

38.5℃以上の熱で会社を休む(40代女性)

 

風邪でも会社を休まない。昔は風邪ひいても会社を休まなかった (60代男性)

 

」37.5℃以上になったら、会社を休む。有給が減るからあまり休みたくない (20代女性)

また、セブンイレブンジャパンの高城 幸司社長は、

「ウイルスをまき散らしているのは上司?」というコラムで、インフルエンザが職場で集団感染する理由について書いている。

幼稚園や小学校でよく見られる学級閉鎖などの集団感染、そんな負のスパイラルは、なぜ職場でも起きるのだろうか?

原因は、体調不良という自覚があっても仕事を休まない人の存在にあるという。

 

自分にしかわからない仕事があるから無理矢理出社して仕事をこなそうとし、周囲にインフルエンザをまき散らすのだとか。

これを裏付けるように、第一三共ヘルスケアが30~40代男性を対象に行った調査では、次のような結果が出ている。

約4割「風邪で仕事を休むべき」と回答

約6割「風邪で仕事を休みづらい」と回答。

ちなみに「この体温になったら会社/仕事を休む」と判断する熱のボーダーラインは37℃台で、休むと判断する人はおよそ半数。

逆に、半数は休もうと考えないということだ。

それでは、日本の会社員(特にマネジメント層)はなぜ「会社を休めない」のだろうか?

あるいは「会社を休めない」と考えるのだろうか?

さらに悩ましいのは役職が上がるにつれて「休まない派」は増え、部長職であるミドルマネジメント層のうち実に67%が「休まない」という。

「自分が休むことで周囲に迷惑をかけたくない」と無理をして、周囲にウイルスをまき散らす迷惑上司が相当にいるようだ。

つまり、上記のような会社を休みたがらない人たちこそ、インフルエンザを振りまいているかもしれないということだ。(出典

日本の会社員が「会社を休めない」3つの理由

GE(ジェネラル・エレクトリック)の元マネージャーで、GEのマスタートレイナー(GEクロトンビル認定トレーナー)の鶴田正洋氏は、日本の会社員が会社を休めない(と考える)のは、3つの理由があるという。

1.仕事で成果を出すことよりも、長時間会社にいることが評価される企業文化(カルチャー)

2.仕事がポジションではなく、人についている

3.休むことが怖い

順番に説明していこう。

まず、1. 今こそ日本企業でも「成果主義」を求められるようだが、もともと「成果主義」は日本にはない考え方である。

成果主義はアメリカからきたものだからだ。

なので、「成果」を出すよりも、「長時間会社にいる」ことが日本企業では求められたし、評価されたのだ。

筆者も外資グローバル企業勤務の後、日本企業に勤めたので、この点はよく理解できる。

次に2.仕事がポジションではなく、人についている。

これは担当者にしかわからないという状況を生む。

担当者が休むと。その仕事は回らない。

要は仕事がプロセス化・マニュアル化されていないため、担当者が休むと代わりの人はいないため、その仕事はまわらない。

それを懸念して、担当者はインフルでも休めない。

最後は3. 休むことが怖い、これには2通りある。

1つは、自分が休んでいる間に他の社員(同僚など)に抜かされるのが怖いということ。

もう1つは、自分がいなくても(自分でなくても)仕事がまわっていくのが怖いということ。

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以上、「会社を休めない」日本的な理由は、とても興味深いと思った。

ただ、こうした日本的理由で「会社を休めない」人たちがいるから、インフルの集団感染が加速するということも言えるのではないだろうか?

インフルエンザには複数のタイプがあり、熱が出るA型、熱の出ないB型などである。

だから、熱が出ないからといって、インフルエンザにかかっていないとも言えない。

よって、熱がないからと出勤してしまうと、菌をばらまくことになってしまうのだ。

また、熱が下がったからと言って、出社するのも、菌をばらまくことにつながる。

ちなみに通常の季節性インフルエンザの場合、法律的な縛りはないそうだ。

しかし、新型インフルエンザの場合には、法律で会社に出勤させてはならないとの定めがあり、自宅待機することと決められている。(出典

ただ、季節性インフルエンザであっても、集団感染を避けるため自宅待機を指示する会社も増えているという(扱いは会社により異なる)。

それではインフルエンザの場合、自宅待機は何日ほど必要なのだろうか?

インフルエンザの自宅待機は何日間?

先のナビタスクリニック久住先生の患者さんには、ーシーズンにA型を2回、B型を1回かかった方がいるという。

せっかく治っても、出社してまだ誰かのウイルスをもらったら、このようにーシーズンに複数回かかることにもなりかねない。

周りにウイルスを振りまかないためにも、自宅待機期間を守りたいものである。

久住先生は自宅待機期間を、発症後5日、プラス解熱後2日ほどと話す。

解熱後もウイルスが残っており、人にうつす可能性があるためだ。

学生に適用される学校保健安全法に基づくなら、

発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過するまで

となる。

発症から1週間と考えればよいだろう。

この期間を出勤停止期間と、厳格に定める会社もあるかもしれない。(出典

少しでもインフルエンザの疑いがある場合は、早めの受診で周囲にウイルスをまき散らさないようにしたいものである。

さて、もしインフルエンザにかかってしまったら、どのように対応するのだろうか?

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インフルエンザ対策

もし、インフルエンザにかかってしまったら、自分で何かをするというより、とにかく早めに医療機関を受診する。

今は「ゾフルーザ」という新薬が効くのだそう。

インフルエンザの奇行動

よく子供がインフルエンザにかかった時いに、奇行動をとることがあると言われる。

この奇行動は何によるものなのか、気になるところだ。

久住先生によれば、

奇行動はインフルエンザそのものによって起こるものであり、薬の副作用ではない

という。

であれば、服用による奇行動は心配なしということになる。

薬で細胞を傷めたくない筆者は、風邪のひき初めの症状が出た時点でアロマを飲んで、風邪をひきこまないうちに治している。

インフルの場合でも、受診はするが、薬で細胞が傷むのを少しでも減らすために、アロマは必須だ。

予防接種も3年ほど前までは受けていたが、今は受けていない。

理由は身体へのダメージである。

ワクチンに含まれている水銀などの成分はなかなか体外に排出されないという。

それが嫌でなったら、なった時のことと決めているのだ。

しかし、予防接種を受けていた時の方が、インフルにかかっていた。

予防接種を止めてからの方が、インフルにかからなくなった。

最近では予防摂取のマイナスの影響を本でも知ることができるので、便利になったと思う。

もちろんアロマは医療レベルで使われるもの、飲んだり、肌に塗ってOKなヤングリビング社のものしか使わない。

風邪の時のアロマによる対処方法はこちらにまとめている。

もちろんインフルエンザにならないにこしたことはない。

そのためにも、手洗い・うがい・マスクをしっかりすることが重要。

久住先生はその中でも手洗いが特に効果的と話していた。

自分に合った予防や対策を選んでいきたいと思う。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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