昨年「世界一受けたい授業」でも紹介された82歳の現役プログラマー・若宮正子さんが2月2日、国連本部のイベントでだと演説したと話題になっている。
本稿では若宮さんの経歴、アプリ開発者としての活動について書いていく。
若宮正子さんの経歴は?
若宮正子アさんは1935(昭和10年)年、東京生まれ。
東京教育大学附属高等学校(現・筑波大学附属高等学校)を卒業後、三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入行。同行に定年まで勤務する。
定年(60歳)をきっかけに、パソコンを独自に習得。
パソコン学び始めた理由を、次のように話していた。
母親の介護があり、パソコンは家にいてできるので。
若宮さんは60歳を過ぎて、パソコンを習い始めたのだ。
1999年にシニア世代のサイト「メロウ倶楽部」の創設に参画し、現在も副会長を務めている。
NPO法人ブロードバンドスクール協会の理事として、シニア世代へのデジタル機器普及活動に尽力している。
高齢者向けのパソコン教室を開いたりもされてきた。
2016年秋からiPhoneアプリの開発にも着手。(出典)
80歳を過ぎてからシニア向けゲームアプリ「hinadan(ひなだん)」を開発した。
その理由を次のように話している。
高齢者が遊べるゲームアプリを作りたかった。
2017年6月には米国アップル社(apple)による世界開発者会議「WWDC 2017」に特別招待され、サプライズスペシャルゲストとして、冒頭で「最年長の開発者」として紹介された。
以下の動画では若宮正子さんとapple社のCEOティム・クック氏との会話を聞くことができる。
若宮さん、国連本部(ニューヨーク)でも演説!
昨年、WWDCでも紹介された若宮さんは、先月国連でも演説をしたのだ!
「日本のロックスターのような人」と司会者に紹介された若宮さんは、上述したように、
高齢者が遊べるゲームアプリを作りたかった
といい、ひな人形をモチーフにしたゲームを開発した。
中国や韓国のITイベントにも招待され、活躍の場は世界に広がった。
2017年12月に英語版を始め、まもなく中国語版の提供も始めるという。
エクセルでアートをデザインして3Dプリンターで印刷したり、モバイル端末で電子琴を弾いたりする様子も紹介された。
デジタルスキルを備えれば、高齢者が「もっと人生を楽しめる」と呼びかけ、会場は拍手で沸いた。
安倍政権の看板政策「人づくり革命」の具体策を検討する「人生100年時代構想会議」の最年長有識者メンバーにも選ばれた。
IT(情報技術)で
家族やコミュニティー、外国人や様々な人との交流が広がり、エクセルでアートも作れる
と英語で語り、老後が豊かになると訴えた。
デジタルスキルが高齢者にとって重要
だと、若宮さんは言う。
そう!若宮さんはIT技術だけでなく、英語もまた流暢に話すのであった!
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若宮さんの若さの秘密は人生観にあった!?
写真を拝見すると、若宮さんがとても80代には見えないと思うのは、筆者だけではないだろう。
60歳でパソコンを始めたことも・・・
80歳を過ぎて、アプリ開発を始めたことも、なぜそこまで挑戦できるのだろうか?
その原動力は何だろうか・・・?
若宮さんのことを初めて知って以降、筆者はとても気になっていた。
そして若宮さんの言葉を見聞きし、その答えが筆者なりにわかったように思う。
以下のことばは、若宮さんが80歳を過ぎても、若々しく挑戦し続けられる理由を暗示しているように思う。
(メロウ倶楽部に入会した時)人生は60になると面白くなる。70になるともっと面白くなる』というメッセージを送ってもらったんです。じゃあ、80を過ぎたら? もっともっと楽しくなりました
(アプリ開発の勉強を始めた当初)漠然と、なんとかできるんじゃないかなって思ってたんです。気楽に楽しみながら作ってましたから
何かにトライして失敗しても、無駄になることは絶対にないんです。だって失敗から勉強できるわけだし、経験を積めるので、今後につながっていく。失敗はすごく貴重な体験です。だから、私は、若い人はいっぱい失敗した方がいいと思います。(中略)
でも、チャレンジすることはすごくいいことだし、うまくいかなくても死んだり怪我したりしないから。大いに失敗を楽しんだほうがいい。いいじゃないですか、失敗したら失敗したで。
確かに・・・若宮さんがおっしゃるように、失敗したからと言って死んだり、怪我したりもしないんですよね・・・!
若宮さんの発言を今書きながら、改めて読んでいたら、なんかとても気分がよく、元気になりました!
若宮さんはFacebookを「安否確認」のため、やっていると話されていました!
私も昨年からFacebook上で「お友達」になったので、まーちゃんこと若宮さんの活動をオンタイムで知ることができています!
若宮さんのFacebookはこちら
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