寒暖差冷え(ほてり冷え)になりやすい人の3つの特徴と4つの対策!

健康法

今年の秋は寒暖差という言葉がよく聞かれますよね。

「寒暖差」とは最低気温と最高気温の差、前日と翌日の気温差を言います。

その差が8℃以上になると、「寒暖差疲労」を起こしやすいと言われています(5℃以上という説もあり)。

10月に寒暖差疲労になりやすい人の特徴と対策についての記事を書いたところ、たくさんのアクセスをいただきました。

その記事がこちら

本稿では寒暖差疲労の中でも最近増えていると言われている「寒暖差冷え(ほてり冷え)」について取り上げたいと思います。

寒暖差冷えの症状は?原因は?

最初に、寒暖差疲労の症状を確認しておくと・・・以下の4つです。

  • 手足が冷える
  • なんとなく疲れやすい
  • 肩こり・頭痛・腰痛
  • ほてり

上の4つのうち、手足の冷えとほてりが同時に起こる状態を寒暖差冷えまたはほてり冷えと言います。

 

東京有明医療大学の川嶋朗教授によると・・・・・・

首から上はほてって暑いのだけれど、首から下や手先・足先が冷たい状態が寒暖差冷え(ほてり冷え)だと言います。

このような状態の時、体内の温度調節機能が弱まっていると川嶋先生は話しています。

それでは寒暖差冷えはどのように起こるのでしょうか?

これについては10月の記事にも書いたのですが、再度確認していきましょう。

急に気温が上がったり下がったりすると、身体は血管を広げたり縮めたりという血管のスイッチの切り替えを急激に行わなければならず、ストレスを感じます。

特に、気温が急激に下がると冷えが深刻化血の巡りが悪くなるというのが、寒暖差疲労のメカニズムです。

要は急激な気温の変化によって自律神経がバランスを崩し、体温調節がうまく働かないために、寒暖差冷えの症状が出てきます。

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寒暖差冷えを起こしやすい人はどんな人?

上述の川嶋先生は寒暖差冷えを起こしやすい人の特徴として以下の3つを挙げています。

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  1. 常にストレスを感じている
  2. 冷え症
  3. 睡眠や食生活のリズムが乱れている

寒暖差冷えを放置すると、どのようになるのでしょうか・・・?

川嶋さんは寒暖差冷えを放置した場合、全身冷えになる可能性を指摘しています。

それでは、寒暖差冷えを深刻化させず対処していくには、どのような方法があるのでしょうか?

寒暖差冷え4つの対策

以下は医師の森田先生が5つの寒暖差疲労対策としてお勧めしていた方法です。

1)温活のすすめ

  1. 身体を外から温める:38~40℃のお風呂にゆっくりつかる。*炭酸入りの入浴剤を使うと、温まりやすく、冷めにくい
  2. 3つの首(手首・足首・首)を温める *手先だけ温めてもダメ!3首を温める!

2)ニート(NEAT)の習慣

 NEATとは「非運動性活動熱発生」「非運動性熱産生」などとも訳され、日常生活の中でまめに身体を動かすことによってエネルギーの消費を高めることをいう。

とりたててスポーツやエクササイズを行わなくてもエネルギーは消費できる、との視点から用いられる言葉。

医師の森田先生は例えば洗濯などの家事、エレベータを使わずに歩くなど日常の生活活動の習慣を寒暖差疲労対策として勧めている。

3)食事の工夫:身体を冷やさず、温める

  1.  冷たい飲み物を避け、常温以上の温度のものを飲む。
  2.  生姜入りの飲み物上半身を温める
  3.  カカオ下半身を温める      ⇒ 生姜入りのココアがよい!?

4)足指じゃんけん:足の指でグー・チョキ・パーをつくり、じゃんけんをする。

       こんな感じ

<森田先生のお勧めのポイント>

・足の筋肉を使うので、2、3回で足が温まる

・手足の指の冷えなら楽しく手足の筋肉を使うとよいい

本来的には全身の筋肉を使った方がよい

靴下で足を温めるより、足指を動かした方がよい

 

やはり、身体を温めることが大事だとわかりますね。

体温を上げる習慣については、こちらの記事にまとめています。

さいごに・・・「身体八分目」

季節の変わり目には前の季節の疲れが出やすい時でもあります。

この秋の寒暖差冷えも夏の疲れが出て、身体が気温差についていかず、悲鳴をあげている状態かもしれません。

「身体八分目」で過ごすは上述の森田豊先生お勧めの秋バテ対策で、身体を十分目ではなく八分目まで働かせるという意味です。

秋バテの症状・原因・対策については、こちらの記事でご覧になれます。

元気な時のような100%全開で頑張るのではなく、「身体八分目」で過ごしてみてはいかがでしょうか。

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