今年の夏は日照不足に、長雨、台風で野菜の生育不良が取り沙汰されてきましたが、この天候不良がお米の生育にも影響を与えたのではないか・・・・・・?
新米の生育・収穫は大丈夫なのか・・・?と気になっているのは、私だけではないはず。
目次
2017年、新米の出来は?
下の図は2017年の稲の作柄を示しているのですが・・・・・・
農水省が9月29日に発表した2017年産米の作況指数によれば、全国平均は「100」で平年並み。
東北ブロックは「100」の平年並み。うち太平洋側の4県は「100」~「101」で「やや良」。
関東ブロックは「99」。県別では栃木県が「93」で「不良」。
北陸は99。主力産地の新潟県は「97」で「やや不良」。
同県の主食用米の収穫予想量は前年より1割(6万トン)減る見通しだそうだ。
東日本で「やや良」以上となったのは北海道、神奈川県など一部にとどまった。
近畿以西は、田植え期から収穫期まで天候に恵まれて豊作傾向で、香川県の「99」や沖縄県の「96」を除き、全府県が「100」~「104」である。
ただし、この指数には9月下旬の台風18号の影響は反映されておらず、今後作柄が下振れすることもあるかもしれないとのこと(出典)。
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2017年米のおススメ銘柄は?
お米と言えばこの人。目黒の米専門店「スズノブ」の3代目西島豊造さん。
西島さんは「五つ星お米マイスター」をもつお米の博士である。
「お米」というと、この西島さんが取材されるので、ご存知の方も多いだろう。
西島さんは13日、TBSの取材に、「台風で流通が遅れたが、新米は今週でかなり揃うだろう」と答えた。
その上で、今年おすすめの銘柄米を紹介した。
ポストコシヒカリ:いちほまれ(福井県)
コシヒカリを産んだ福井県で「コシヒカリ」の後継となる新ブランド米が「いちほまれ」だ。
もっちりとした食感で、噛むほどに甘みが増すという。その特徴は・・・・・・
- 絹のような白さと艶
- 口に広がる優しい甘さ
- 粒感と粘りの最高の調和
味・食感とも「コシヒカリ」を上回ると、福井県ブランド戦略会議自慢の米だそうだ。
尚、「いちほまれ」の名前は、日本全国から寄せられた100,000件を超える応募の中から選ばれ、
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「日本一(いち)美味しい、誉れ(ほまれ)高きお米」
となってほしいという思いが込められているという。
金色の風(岩手県)
こちらは「こんじきのかぜ」と読み、岩手県が産んだ最高級米である。
粘りと甘みが強く、もっちりして香りが強いお米なのだ。
小売価格は5キロ3500円程度(税抜き)と、最高級の新潟魚沼産コシヒカリに近い水準である。
まずは、女優ののんさんが出ている金色の風のCMをご紹介しよう。
「金色の風」の特徴は・・・・・・
- ふんわりとした食感
- 粘りとほどよい軟らかさのバランスが取れた食感
- 噛んだ瞬間に口いっぱいに広がる豊かな甘み
「金色の風」の名前の由来は・・・
平泉町の世界遺産・中尊寺の金色堂やたわわに実った黄金色の稲穂をイメージに、日本の食卓に新しい風を吹き込むという願いを込められているという。
番外編 大型新人:しんのすけ(新潟県)
米処新潟県米の新品種「新之助」の特徴は・・・・・・
- ほんのりとした香り
- 豊潤な甘みとコク
- しっかりした粘りと弾力を併せ持つ
- 冷めてもおいしい
そして、こちらもCM動画があります。こちら↓
名前の命名は・・・・・
泉田県知事が専門家の意見を踏まえながら、決めたのだそう。
さいごに・・・新米の時期・定義とは?
新米はいつ取れたお米のことを指すの?という方のために、新米の定義を以下に!
新米:その年に収穫されたお米。今なら2017年にとれたお米。
古米:新米の前年に収穫された米。今だと2016年産のお米。
しかし!・・・・・新米と古米の区別について、明確な定義はないのだそう。
11月から翌年10月までの米穀年度というものを基準にすると、11月1日をもって新米が古米に変わることになる(出典)。
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