まずはこちら下の画像をご覧ください。
昨年夏越しに成功して、2回目の冬を迎えたわが家のシクラメンです。
(2018年1月撮影)
今月2回目の花を咲かせるまでの過程は次の通りです。
2016年12月初開花、我が家へ⇒2017年8月夏越し完了⇒2017年12月、2回(巡)目開花⇒2018年1月、満開に
昨年8月にシクラメンの夏の手入れについて書いたところ、たくさんの方にお読みいただきました(それがこちら)。
今だに「シクラメン 夏越し」や「シクラメン 休眠」などでよく検索もしていただきます。
よって、本稿では夏越しに成功した我が家のシクラメンを例に、特別なことをせずに簡単に夏越しするための3つのコツと1つのポイントを書いていきます。
目次
シクラメンの夏の手入れ:3つの方法
夏の手入れ方法については、こちらの記事でもご紹介したように、次の3つになります。
①毎年買い替える。
②夏越し:休眠させる。
③夏越し:休眠させない。
シクラメンは毎年買い替えるのがよい!?
プロが初心者にお勧めするのが、①の「毎年買い替える」でした。
ちなみに私自身は園芸のプロではありません。
花はほぼ毎日アレンジしています。
それは池坊華道教授の免許があり、お花を剣山や花瓶に生けるの大好きですだからです。
ここでは、私のように園芸の初心者でもできた簡単な夏越しの方法を紹介していきます。
プロが園芸初心者に毎年シクラメンを買い替えることをお勧めするのは・・・・・・
夏越しさせるためには、水やりの手間と経費と、肥料・土・鉢などお金がかかるため、買い替えた方が気楽で安上がりだからだそうです。
毎年違った色や形のシクラメンを楽しみたい人は、この毎年買い替えがよいかもしれません。
私の場合、シクラメンに対してそこまでのこだわりがありませんでした。
よって、残る選択肢は・・・以下の2つです。
②夏越し:休眠させる。
③夏越し:休眠させない。
ちなみに、下の写真は2017年8月時点での我が家のシクラメンです。
8月に4つほど花が咲きました!
(2017年8月撮影)
夏越し:休眠させないという選択しかなくなった!?
それまで私は、シクラメンの夏越しなどしたことがなく、夏に花が咲くとは知りませんでした。
なぜ、夏にシクラメンの花が咲いたかというと・・・・・・
おそらく・・・・・
昨年5月に最上階に引っ越したことで、ベランダの日当たりが超超よくなったことが要因だったように思います。
また、6月により大きい植木鉢に植え替えをしたことも、影響したかもしれません。
やはり、植物はたっぷりの土で育てると、生育が早いように思います。
あとは夏が酷暑だったこともあるかもしれません。
8月に4つの花が咲き始めたことで、せっかく咲いた花をとってしまうのも、なんか自然に逆らっている気がしました。
そこで・・・・・・
②夏越し:休眠させる。という選択肢はなくなりました!
なぜ休眠させるという選択肢がなくなったかと言いますと・・・・・・
休眠させるためには、花も葉も全部取り、球根だけにしなければならないからです。
4つも花が咲いているのに、もったいないやら、なんとなく可哀想な気が・・・
そこで、花に寄り添い(?)花も葉もとらなくてよい方法を取りました!
それが・・・・・・
③夏越し:休眠させない。という選択肢です。
夏越し:休眠させない方法
休眠させない場合は、葉っぱが生えた状態で休眠させない方法になり、一般的には以下のステップを踏むそうです。
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●春は通常通りに管理する(黄色く変色した葉っぱを手でむしる)。
●夏の肥料をやるが極々薄い液肥にする。
●8月下旬から9月中旬までに植え替えをする。
私は上記のうち、行ったのは上2つで、秋の植え替えはしませんでした。
なぜなら、そうとは知らずに、6月に植え替えを完了してしまったからです。
なので、行ったのは、変色した葉をむしるのと、少量の液肥を週1回やりました。
さて、ここまで一般的なやり方での夏越し:休眠させない方法を紹介したところで、次はいよいよ夏越しを成功させるコツに入りましょう。
夏越しを成功させる!?条件
まずは3つのコツから見ていきましょう。
夏越しを成功させる3つのコツ
- 日当たり:日当たりのよいところに置くが、1日中日にあてない
シクラメンは人が生活する位の温度(20度位)になると、ぐったりしてしまう夏が休眠期の植物です。
よって、日本のような猛暑の夏の場合はぐったりすることが予想されたため、私は午前は日に当て、午後は日陰に置きました。
2.水分・栄養分の状態をよくする
毎日の水やりは欠かしませんでした。
でも、水が多すぎても根を腐らすことになってしまいますので、雨の日は水をやらない。
雨が直接当たらない場所に置くようにしていました。
また、肥料は液体のものを薄めず原液でごく少量、週に1回やりました。
3.衛生状態をよくする
枯れた葉、枯れかけている葉を摘む。虫、ナメクジを取る。
とにかく葉や球根が腐らないように、清潔に保つ(ナメクジは割りばしでとると手を汚さずにとれる)。
こうしてみると、3つのコツはごくごく当たり前の内容なのですが、その中にほんのちょっとの工夫があるのがわかったでしょうか?
さて、次は夏越し成功のたった1つのコツ!です。
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夏越しを成功させるたった1つのポイント
3つのコツでは基本的なことを毎日しっかり行う、ちょっとの工夫を厭わないことがありました。
では、たった1つのポイントとは何なのでしょうか?
これさえやれば・・・・的な魔法のようなことではありません。
ただ、本質的なことではあります。
それは・・・・・
シクラメンをよく観察して、その時の状態を見て判断すること!です。
例えば、我が家の場合には、8月に花を咲かせ始めたという状態により、「休眠させる」という選択肢がなくなりました。
咲いている花をむしるのがかわいそうだったからです。
でも、8月の時点で花が咲いていなかったとしたら?
その時は休眠という選択肢がありえたかもしれないのです。
なので、すべてのシクラメンが休眠する方がよいとか、しない方がよいとか・・・・・・
単純に言うことはできません。
なので、その時々で花と対話し、わからなければ花に訊いてみるとよいのです。
すべてのものに意識はありますから、もちろん花にも意識はあります。
なので、あなたがシクラメンに
休眠したい?したくない?
と訊けば、シクラメンは言葉はしゃべらないかもしれませんが、直感などあなたがわかる形で答えを受け取れるでしょう。
あるいは・・・・・
あなたが最高に輝くためには、夏はどのように手入れするとよいかしら?
なんていう問いかけもできるでしょう。
なので、あなたのおうちのシクラメンに合ったアプローチをしていけばよいのです。
そのためには、シクラメンをよく観察することです。
という訳で、夏越しを成功させるたった1つのポイントとは・・・・・・
シクラメンをよく観察し、その時々の状態を見て判断すること! でした!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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コメント
我が家のシクラメン(ガーデンシクラメンを少し大ぶりにした感じ)が、いまだに満開なので、夏はいったいどうすれば…、と困惑しこちらで勉強させていただきました。
今数えると、咲いてる花が24輪、つぼみも20個ぐらい、ちょっと葉っぱが頼りないですが、全然眠くなさそうなのです。もとはと言えば、処分品で300円で手に入れた子ですが、冬もいっぱい咲いてくれて、波はあるものの、ずっと目を楽しませてくれています。
7月に入り、カンカン照りの南のベランダから、少し日当たりの柔らかい東に移したところ、葉っぱがハダニなのか肌の艶がなくなり、ちょっと慌てています。日当たりが良いところが好きみたいですが、真夏はそうもいかないでしょうね。
参考にさせていただき、期待が重くなりすぎないように夏越しにチャレンジしたいと思います。ありがとうございました。
月夜のクルミさん、コメントありがとうございます。
7月になってもまだ花を24個もつけているシクラメンって、まさに「生命力半端ないって!!」ですね(笑)。日本の猛暑はここ数年半端ないので、南から東に移したのもわかります。うちは東向きのベランダですが、午前中数時間日に当て、水やりをした後は家の中に入れたり、雨降る前にも鉢を室内に取り込むようにしています。
今年は5月下旬まで花が咲いていましたが、6月には花が枯れ、今また葉や蕾が出てきました。今年は2回目の夏越し、いつ頃になったら花を咲かせてくれるでしょうか?また夏越しレポートを書くので、ブログにも遊びにきてくださいね。Reisyun