今年の夏は8月の日照時間が少なかったことや雨量が多かったなどの天候不良で、ヒマワリやコスモスなどの生育不良が話題になってきた。
しかし、東京・世田谷区粕谷にある蘆花恒春館では、生育不良とは別の意味で、植物に天候不順の影響が出たようだ。
蘆花恒春園の梅:八重寒紅梅
蘆花恒春園の10月10日付のツイッターには、「八重寒紅梅」という名の梅の花が数輪咲いたというつぶやきがありました。その写真がこちら(写真下)。
こちらの梅が蘆花恒春園のちょいトレ広場で咲いています。
赤い梅が3輪ほど咲いているのがわかりますね。う~ん、かわいいなあ♪
あれ?今って冬だっけ?と思わず思ってしまいましたが・・・
確かに最近東京の気温は15℃代だったりと11月中旬のような寒さではありますが、10月に開花って早すぎやしません?
通常梅は真冬に咲く花、品種により多少の差こそあれ、1月下旬から2月にかけて咲くのが一般的です。
そして、蘆花恒春園のこの梅(八重寒紅梅)は少し早めで、例年12月下旬から咲き始めるそうなのです。
では今年なぜ2か月以上も早い10月上旬に開花したのでしょうか?
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気温の寒暖差が梅の花に影響か?
蘆花恒春園の蘆花恒春園の石井貴子氏によると、この3年間で初めてのことだそうで、紅葉と梅の花が同時に見られることはまずないことだといいます。
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石井氏はこの季節外れの開花の理由として、次の2点を話されました。
1. 開花の前の週(10月初旬)には急に暑くなったり、また急に寒くなったりで、梅が季節を勘違いしたかもしれない。
2. 毎年梅の木の剪定(せんてい)をするそうですが、今年はいつもより多めに剪定したそうです。多く切ったことにより、梅がストレスを感じて「早く花を咲かせなくてはいけない」と思った可能性。
植物もストレスを感じて、異例の反応をすることがあるのだと初めて知りました!
いづれにしても、この秋気温の寒暖差が激しかったことが挙げられたのは納得でした。
私は東京周辺で梅を観に行く時は、月並みですが湯河原梅林とか熱海の梅林へよく行きます。
23区内の梅の名所をまた一つ知れたのは、しかも今なら紅葉と一緒に楽しめます。
しかも、真冬の寒さが来る前に見られるのは、杉並在住の筆者にとっては嬉しいサプライズでした!
ナイス サプライズ!
さいごに・・・梅の花言葉
梅全般の花言葉は・・・「高潔」「忠実」「忍耐」です。
蘆花恒春園の開園情報
所在地:世田谷区粕谷一丁目
開園日:常時開園 ※サービスセンター及び恒春園区域は年末年始は休業
※開園時間 9:00~16:30(恒春園区域)
※徳冨蘆花旧宅および蘆花記念館は16:00まで
入園料:無料(集会場は有料)
地図・駐車場情報はこちら
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