性的被害訴える#Me Too運動、その起源と続くTime’s UPについてまとめてみた!

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ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴィー・ワインスタイン氏が30年にわたり、女優やモデルたちにセクハラや性的暴行をしていた疑惑が2017年10月にニューヨーク・タイムズ等で報道された。

これに端を発し、30人以上にのぼる被害女性が声をあげ、#MeToo運動は拡がった。

しかし、MeToo運動は実は2017年に始まった運動ではありませんでした。

そこで、本稿では2017年に始まったかに見えた#MeToo運動とその起源について、また、#Me Too運動に続くTime’s Up運動についても調べてみた。

Me Too運動とは何か?起源はいつ?

ワインスタインによる性的被害を訴えている女性は、30人以上にのぼった。

これに端を発し、米女優のアリッサ・ミラノが起こした行動が今世界で話題になっている#Me Too運動である。

アリッサ・ミラノは映画『コマンドー』でアーノルド・シュワルツェネッガーの娘役でブレイクした女優である。

彼女が起こした行動とは何だったのであろうか?

それは・・・・・・

↓↓↓↓↓↓

アリッサ・ミラノはセクハラ被害にあった人たちが、単に“MeToo”と書くことで、世間にこの問題を訴えかけることができるのでは・・・・・・。

そんな提案を友人から受けて、ツイッターで以下のようにつぶやいた。

性的な嫌がらせを受けたことがある人は“MeToo”と書いてリプライ(返信)して。

こちら↓が実際のツイート内容である。

彼女は続けて・・・・・・い次のようなつぶやきもした。

私たちみんなが立ち上がれば、この問題がどれだけ深刻か世界に伝わるかもしれない

この発信がきっかけとなり、一般の女性も次々とセクハラ被害にあったことを「#Metoo(私も)」と投稿。

NBC Washington>によれば、投稿から24時間以内にFacebookでは1200万に及ぶ投稿やコメント、リアクションがあった。

また、Twitterには50万以上のツイートがなされ、さらに広がりを見せている。

参加者の中には、レディー・ガガや女優のジェイミー・キングなどのセレブの名もあった。(出典:Cosmopolitan イギリス版)

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#Me Too 運動の起源:Me Too運動を始めたのは10年前の黒人女性!

アリッサ・ミラノが#Me Tooと返信してと呼びかけた2017年10月・・・

そこから遡ること10年・・・2007年にMeTooキャンペーンを始めた人がいたのだ。

その人こそ・・・・タラナ・バークさんである。

タラナさんは青年団体「Just Be Inc」の設立者であり、自らも性的被害を受けたことのある黒人女性である。

バークさんは他の被害者、中でも若い黒人女性とつながるために#MeTooを作ったという。

バークさんはMe Tooムーヴメントを始めた経緯について、月刊誌エボニー・マガジンに次のように語っている。

恵まれない環境で生きる性的暴力の被害者のための草の根活動として、Me Tooムーヴメントを始めた。

拡散した後に忘れられてしまうようなキャンペーンやハッシュタグとしてつくったわけではありません。

 

「Me Tooは被害者から被害者へのキャッチフレーズです。『あなたはひとりじゃない、傷が癒される日は必ずくる』と伝えます」と、バークさんは同誌に述べる。

傷が癒される日は必ずくる

バークさんが2007年に始めたMe Too運動には、被害者へのキャッチフレーズがある。

それが・・・・・・

あなたはひとりじゃない、傷が癒される日は必ずくる

バークさんが被害者へ伝えるフレーズなのだ。

今44歳になったバークさん、昨年から始まった#Me Too運動について、エボニー・マガジンに次のように語った。

今起きていることに、とてもパワーを感じます。このムーヴメントと、自身の経験を語る女性に敬意を表します。

しかし、私たちがつくったMeTooには、会話を始めるきっかけとなり、そして会話そのものになれる力があります。

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2017年の#Me Too運動をリードしたアリッサ・ミラノはその後Twitterで、バークさんの始めた#MeToo運動のことを知ったと伝えている。

#Me Tooの次は?Time’sUpとは?

さて、#MeToo運動とその期限がわかったところで、次は#MeToo運動に続く流れを見ていこう。

#MeToo運動に続く運動はあるのだろうか?それはどのような内容なのだろうか?

#MeToo運動に続く運動は、ずばり・・・・・Time’s UPである。

Time’s UPは「時間切れ」を意味する言葉で、女優やプロデューサー、脚本家などエンターテインメント業界を中心に女性が立ち上げた運動である。

300人以上の賛同のもと作成された書簡は米『The New York Times』誌にも全面広告として掲載されました。

「Dear Sisters」と題されたこの書簡では、農業に従事する女性、工場で働く女性といった、セクシャルハラスメントがうやむやになることが多い職業の女性たちへの支援を表明しており、有色人種、移民、レズビアンやバイセクシャル、トランスジェンダーなどあらゆる立場の人への平等な労働環境も求めています。

映画『キューティー・ブロンド』のリース・ウィザー・スプーンや、2017年にアカデミー賞主演女優賞を受賞したエマ・ストーン、大女優メリル・ストリープらをはじめ、映画『美女と野獣』のエマ・ワトソン、ドラマ『ゴシップガール』のブレイク・ライヴリー、映画『キックアス』のクロエ・モレッツら、実に多くの女優たちが賛同を表明している。

映画『スターウォーズ』シリーズのナタリー・ポートマンがこのためにインスタグラムのアカウントを新設してまでサポートしている。

この運動は、女性に対する差別や不平等がまかり通っていた時代の「終わり」を告げるため、日本語で「時間切れ」を意味する「Time’s Up」という言葉がスローガンとして使われている。

8日(日本時間)に開催された第75回ゴールデン・グローブ賞でセレブたちが黒いドレスを着たのは、この活動に賛同する意味が込められている。(出典)

女性は黒い衣装でゴールデングローブ賞に参加することでwTime’s Upを表明した。

一方、男性はどのようにTime’s Upへの賛同を表明したのだろうか?

それがこちら↓・・・

上の写真で左右の男性は「Time’s Up」のピンバッジをつけて、運動への賛同を表明している。デイビッド・ハーバー(左)とウィリアム・H・メイシー(右)  (出典)

つけているピンバッジがこちら↓

 

 さいごに・・・

この#MeeToo運動を書くにあたり、いつになく考えさせられた。

自分はどのような立ち位置でこのテーマに取り組むのか・・・がとても難しかった。

アメリカで始まった運動は世界中に拡がった。

日本も例外ではなかった。アナウンサーや作家、ジャ-ナリストに起業家などが次々声を上げ始めた。

被害を世に広く知ってもらった方がよいのなら、被害女性のメッセージを載せるのがよいだろうか・・・?

それなら、情報はたくさんある。

では、自分として何を書くのがよいのだろうか・・・?と

いろいろ調べた結果、#MeeToo運動の歴史にいきあたった。

そこで、#MeeToo運動を時系列に扱うことにした。

昨年始まった第二次(?)#MeeToo運動は、Time’s Upという次の流れに引き継がれたように見えるのは、筆者だけではないだろう。

女性(だけではないが・・・)が性的に被害を受けるという黒歴史に終止符を打つためにも、これらの運動をつぶさないでほしいと切に願う。

機会があれば、賛否さまざまなネットの反応についても、書いてみたいと考えている。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

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