この秋、魚の値段は高騰しているか?
今年の秋は野菜だけでなく、サンマなど魚も値上がりしていた。
そんな秋に値上がっていた魚の値段が、今下がっているという。
今日は折しも「11月7日」(いい鍋の日」というわけで、今日価格の安定しているおススメ魚介、鍋にもよく合う魚介5種を紹介していく。
サンマ
サンマ(秋刀魚)は文字通り、秋の魚で、9月10月に市場に出回るのだが・・・・・・
この秋サンマは不漁だった。
水揚げされた2017年のサンマは細く小さい上に、値段も1匹500~600円という例年の3割高となった。
「サンマは高くない!スーパーで1匹100円くらいで売っている。」
という声が聞こえてきそうである・・・
だが、スーパーで1匹100円くらいで売っているサンマは、冷凍保存したサンマを解凍したものである。
ここでいう1匹500~600円のサンマは生サンマの話なのだ。
ではなぜ2017年もサンマは不漁だったのだろうか?
サンマ不漁の原因
東京海洋大の勝川俊雄准教授はサンマ不漁の原因を
「温暖化でサンマの回遊ルートが変化し、これに日本の漁法が対応できない」と分析する。
サンマは寒流の親潮に乗って日本沿岸を南下し、暖かい黒潮とぶつかる場所が漁場となる。
だが近年は北海道近くまで暖かい水が覆い、漁場が東の沖合へ遠ざかる傾向にあるという。
日本のサンマ漁は沿岸に近づく群れを小型船で待ち受け、漁場と港を往復する。
船の漁獲能力は高いが冷凍設備はなく、漁場が遠ざかるほど影響が大きくなるというのだ(出典)。
そんな細くて小さく、しかも3割高だったサンマが今・・・
「太って立派になり、価格も3匹590円と安定している」と話すのは、練馬区の鮮魚店<魚屋旬>の本橋副店長だ。
しかも、サンマは今日のおススメだそう!
本橋さんによると、サンマが不漁だった今年の秋、北海道ではイワシが大きく豊漁でサンマの代わりにイワシが出回っていた。
しかし・・・10月の2回の台風の前後あたりから、イワシが獲れなくなり、サンマが獲れるようになったという。
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サバ
続いて、サバも今脂がよくのっていて、本日一番のおススメだという(上述本橋さん談)。
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次に、鍋に合う魚介を紹介していく。
あんこう
本橋さんが鍋の具材として最初に挙げたのはあんこうだった。
私もTVで見たのだが、大きさが半端ない、立派なあんこうだった。
本日、6キロで11,000円也。
肝を溶いて、みそ仕立てで味付けするのが美味しい食べ方なのだそう。
カキ
続いてカキ
岩手県産の立派なカキだ。3個で580円也。安っ!
こんな立派なカキが3個で580円は安い!
鍋の具材としてはもちろんのこと、ポン酢をつけて生で食べたり、蒸したり、焼いたりなどいろいろな食べ方が楽しめる。
(注:上の画像は魚屋旬の商品画像ではありません)。
エビ
最後はエビ、こちらも鍋では常連さんだ。
エビはこの秋を通して、値段は安定しているそうだ。
ただ、年末には上がるかもしれないと上述の本橋さんは話していた。
最後に、本日のおススメを再び訊かれた本橋さんは・・・
今日のおススメは・・・サバとサンマと答えた。
私には特に、サバはとても脂がのってよく肥えて美味しそうに見えた。
さいごに・・・
冬の味覚ズワイガニの漁が昨6日、富山県以西の日本海で解禁となった。
カニ好きの人は写真見ただけで食べたくなるかも(?)
漁期はメスが12月末まで、オスが来年3月下旬までと一般的に言われているが、地域により漁期は異なるようだ。
例えば、京都府では若ガニの漁を全面禁止したとある。
若ガニというのは年齢の若いカニという訳ではなく、脱皮した直後で殻が柔らかい状態のカニを指しているのだとか。
特徴は身の詰まりが少なく、水っぽいところ、「水ガニ」とも呼ばれているようだ。
11月7日「いいなべの日」 お得な旬の魚介類で楽しいなべタイムが過ごせますように!
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