中学生棋士の藤井聡太五段については、このブログでもたびたび取り上げてきました。
その藤井五段がまたまた最年少記録を更新しました!
全棋士参加棋戦優勝し、六段昇段へ
昨17日、東京都内で朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメントに臨み、準決勝・決勝と二戦を制しました!
準決勝では羽生善治二冠(47)と対局。
羽生善治二冠とは公式戦で初めての対局でした。
この対局を制した藤井さんは、決勝で順位戦で最も上のA級に在籍する広瀬章人八段(31)と優勝をかけて対局し、この対局も制しました。
羽生善治二冠らトップ棋士2人を連破して、トーナメント戦で初優勝しました。
五段昇段後全棋士参加棋戦優勝という六段昇段の条件を満たした藤井五段は、
六段に昇段されました!
棋戦の優勝と六段昇段の最年少記録を塗り替えました!
60年以上更新されていなかった記録を更新されたのです。
最年少記録を更新
日本将棋連盟によると棋戦で優勝したこれまでの最年少記録は、ひふみんこと加藤一二三さんが当時あった「六・五・四段戦」で優勝した15歳10か月だそうです。
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ですが、藤井さんは現在15歳6か月で、加藤さんが優勝したときより4か月若く、63年ぶりに最年少記録を更新しました。
六段への昇段も、これまで加藤さんが最も早く、昭和31年に打ち立てた16歳3か月が最年少記録となっていました。
藤井さんは、15歳6か月なので、この時の加藤さんよりも9か月早く六段となり、62年ぶりの記録更新となります。
藤井さんは最年少で全棋士参加棋戦優勝を果たしただけでなく、最年少で六段昇段という2つの記録を更新したのです!
これについて、藤井六段自身は次のようにコメントしています。
全棋士参加棋戦の優勝という大きな結果を残せたことは自信になった。
まだまだ足りないところが多いが、こうして優勝できたことを励みにさらに進んでいきたい。(六段昇段は)自分でも思ってもいなかったので驚いている(出典)
将棋界の反応
準決勝で敗れ、17日夜記者会見した羽生善治2冠は藤井六段の中学生離れした胆力に舌を巻いた。
羽生2冠藤井六段の突出した力としてパターン認識能力を挙げ、次のように指摘した。
先を読む力はもちろんだが、(盤面の)形の認識度の高さを指していて感じる。この形はいい、悪いというパターン認識能力が非常に高い。(出典)
昨年現役を引退した加藤一二三九段は次のようなコメントを出しました。
史上最年少優勝記録の更新ならびに史上最年少、最速での六段昇段という二重の快挙に心よりお祝いを申し上げます。並大抵ではない重圧を軽やかに力へと変え、新たな将棋界の歴史を日々創造する姿を心から頼もしく思います。これからもその若芽をすくすくと伸ばし、将棋界の大樹へとご成長される姿を、温かく見守ってゆきたいと楽しみにしております。
また、かつて中学生棋士だった1人、谷川浩司九段のコメントは以下の通り。
全棋士参加の棋戦で優勝するのはまだ難しいと考えていました。私たちの予想をはるかに上回るスピードで強くなっているようです。20代・30代の棋士に対しては「君たち、悔しくないのか」と言いたい気持ちもあります(出典)
さいごに・・・
今月初め、五段に昇段したばかりの藤井六段。
優勝後のコメントを見ても、落ち着きがあり、大人っぽいことを言われまっしたよね。
短期間に成長目覚ましいので、今後ますますの活躍が期待されますね。
4月からは高校生になるので、勉強と両立しながら、将棋ものびのび、めきめき実力を伸ばしていただきたいですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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