桜餅の起源とは?葉っぱは何のため?関東・関西の違いは?

桜餅が店頭に並び始めましたね!

皆さんは「桜餅」がどのように誕生したか、知っていますか?

先日日本TVの<この差って何ですか?>でも放映されていましたが、私は結構知らないことが多くありました。

そもそも東京で桜餅というと、なぜ長命寺なのか?とか・・・

桜餅の葉っぱは何のためにつけられたの?とか・・・

葉っぱを食べるべきか?・・・否か?とか・・・

関東と関西では桜餅はどう違うのか?とかね・・・

そこで、本稿ではこれらのことをまとめてみました!

桜餅の歴史:桜餅はどのようにできたのか?

東京で「桜餅」と言えば、墨田川沿いの長命寺が有名ですよね。

筆者も過去に長命寺で桜餅をいただいたことがあります。

今ではもちろん東京中の和菓子屋さんや百貨店・スーパーでも、桜餅は買えるのですが・・・

長命寺の桜餅はことさら有名です。

桜餅をつくったのは山本新六さんってどんな人?

長命寺の桜餅は享保二年(1717年)に、元々は寺の門番であった山本新六が門前で山本やを創業し売り出したのがはじまりとされます。

山本新六は下総国銚子の人で元禄四年(1691年)から長命寺の門番をしていました。

将軍徳川吉宗の台命により享保二年(1717年)同じ年に側傍の隅田川沿いに北から南へ桜木の植栽が行われました。これを機に花見時に賑わい発展。

記録には文政のころ(1818-1830年)の桜餅屋のことが上がっています。

曲亭馬琴他編の『兎園小説』の中で屋代弘賢が書いている内容からは盛況ぶりがうかがえます。(出典)

今でも新六が桜餅を売っていた山本やは長命寺の隣にあります。

桜餅ができるまで

そもそも新六は、桜餅を作ろうとなぜ?どのように?思いついたのでしょうか?

上述したように、新六は長命寺の門番をしていました。

吉宗の命により、隅田川沿いに南北に植えられた桜のきは、秋になると大量に葉を落とします。

はいてもはいても、桜の葉は落ち続けます。

はいてもはいてもなくならない落ち葉の掃除に困った新六は、桜の落ち葉を再利用できないか?考えます。

そこで、思いついたアイデアが桜の葉を醤油樽で塩漬けにし、あんを包んだ薄皮の餅に巻く_これが桜餅の始まりでした!

桜餅の葉っぱは何のため?食べるのため?

桜餅の葉っぱは、はじめは桜の葉のしょうゆ漬けだったともいわれています。

桜の葉はそのままにすると、すぐに乾燥してシワシワになってしまうため、塩漬けにされたようです。

餅を葉でなくことについては、新六は桜餅以前にある椿餅からヒントを得たようです。

椿餅はもち米を乾燥させて臼でひいて作った餅粉(現在の道明寺粉)を甘葛の汁で練って団子のようにし、椿の葉で包んだ菓子で、「和菓子の起源」と言われることもあります。(出典

ただ、椿餅の場合、葉は食べなかったようです。

では、桜餅の葉も食べないのでしょうか?

葉っぱは・・食べるも・・・食べない・・・もどちらでもよいのだそうです。

長命寺の桜餅の葉を食べるようになったのは・・・偶然だったそうです!

ある時、新六が客に出した桜餅を、客は餅と葉と一緒に食べたのです!

それは見た新六は・・・客に尋ねます。

お客さん、大丈夫ですか?

と。要は客が桜の塩漬けされた葉を食べて、新六は客がお腹をこわしやしないか?と心配したようです。

しかし、客はお腹を悪くするどころか、美味しい美味しい と桜餅を葉っぱごと食べたとか。

塩漬けされた桜の葉は、もちの乾燥を防ぐ効果があります。

また、桜の風味を餅に移す効果があります。

また、塩漬けしているので、しょっぱさがあんの甘みとマッチするのだそうです。

現代の桜餅にピンク色の餅があるのは、もちに食紅で色付けしているからなのだそうです。

ちなみに関東の桜餅は主に次の2つの形があります。

現在、長命寺の桜餅は3枚の桜葉で包んでいるそうです。

長命寺から関東中に広まった桜餅には・・・米粉と餅粉で作った皮で粒餡を大福のように包んだものと、上新粉の皮でこしあんを二つ折りに包んだものなどいろいろな種類がある。

以上、関東の桜餅を見てきたが、関西でも同様に桜餅があるのだろうか?

関西の桜餅とは?

関西では桜餅は長命寺の桜餅とは、また異なります。

桜の葉で餅を巻くことは同じなのだが・・・餅自体が違うのである。

関西では、「長命寺」とは言わず、「道明寺」と呼ばれる。

では、「道明寺」は「長命寺」桜餅と何が違うのだろうか?

答えは・・・・・・・

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

餅の材料である。

関西では、あんを包むもちに道明寺粉という粉を使います。

道明寺粉は、米を干して粗目にひいた粉から作ります。

ですから、道明寺のもちは「もちもち」っとした食感です。

関西では、当時道明寺粉で餅を作ることが定番だったため、桜餅の

桜葉であんを包んだもちを巻く」という部分だけ、広まったようです。

今や道明寺は関西だけでなく、関東でも普通に食べます。

桜餅の時期に、道明寺も店頭に並びます。

長命寺桜餅も道明寺も、桜の葉を使っているという点で、同じ時期(春)に出るのでしょう!

さいごに・・・

ちなみに桜葉の塩漬けは、全国で7割のシェアのある西伊豆の松崎町で作られているようです。

今度長命寺桜餅・道明寺を食べる時は、桜の葉に意識を向けてみたら、味わい深くなるかもしれませんね。

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