桜が開花したと思ったら、まもなく冷たい雨・雪の空模様となってしまいました!
桜の名所では、今日春分の日から桜まつりやライトアップが始まるところが少なくありません。
せっかく咲き始めた桜が散ってしまいわないだろうか?と心配な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
上野公園の桜(ソメイヨシノ)はまだ2部~3部咲のようなので、満開になってはいないため、この雨で花ごと散ってしまうようなことはないようです。
幸いこの週末(23~25日)は気温も上がり、晴れ予報です(今日21日現在)。
そこで、本稿ではこの週末お花見できる名所と、春以外に桜を楽しめる名所に分けて、花見情報も織り交ぜながら、お伝えしていきます。
20(火)放送のTBS<マツコの知らない世界>では、桜が好き過ぎて日本全国の桜を見に行くために、仕事を5回も辞めたサラリーマンならぬ自称サクラリーマン中西一登さんです(笑)。
桜を見に行くために、トータルで1000万円以上を使ったと言っていました!
日本全国の桜を追いかけている桜マニアの中西一登さん厳選の桜の名所が紹介されました。
中西さんは昨2017年に毎週桜見を行い、番組ではその実績(軌跡)が紹介されました!
ちなみに、この記事で紹介する写真は多くを中西さんのブログ・ツイッターより転載しています。
中西一登さんのブログモバイラー中ちゃんのきまぐれ桜旅はこちら。ツイッター花見人はこちら
目次
春に見頃を迎える桜の名所6選
山梨県北杜市 山高神大桜
樹齢1800~2000年と言われる日本最古の桜がこちら↓
上の写真は2017年4月12日のもの。
堂々たる風格がありますよね。厳粛な感じがします。
実はこの桜・・・昭和10年頃には劣化が始まっていたそうです。
台風で樹上部が折れてしまったのだとか。
地元の人がケアをしてこられて、現在は回復しているようです。
福島県 越代の桜
福島県と言えば、三春の桜が有名ですが、その三春の周りにも、こんな素晴らしい桜がありました!
福島県南古殿町の越代の桜。2017年5月の写真です。
4月中旬から下旬に見ごろを迎えるそうです。
奈良県吉野山 千本桜
次は言わずと知れた桜の名所奈良県は吉野山の千本桜です。
写真は2017年4月の上千本です。
こちら見頃は4月中旬から下旬です。
吉野山は山桜3万本が1か月にわたって咲くそうです。すごい!!
筆者も桜が大好きなので、地元の人がうらやましいです。いいなあ。
東京駒込 六義園(今日21日からライトアップ開始)
次も言わずと知れた桜の名所六義園の樹齢70年のしだれ桜です。こちら↓
筆者は以前本駒込の六義園まで徒歩5分位のところにに住んでいたので、よく六義園には行きました!
お茶処もあるし、近くには東洋文庫があり、カフェではランチやお茶ができたので、結構好きでした。
でもこの六義園のしだれ桜が3本の桜を寄せ植えとは知りませんでした!
70年前に寄せ植えした方がいらっしゃるということですね!
どんな方かというと・・・
この寄せ植えは大学で農学を学んだ人が行ったそうで、成功した人は少ないとか・・・
今日21日からライトアップ開始です。
ライトアップは21時までで、入園は20時30分まで。
中西さんによれば、閉園5分前頃には人がほとんどいないので、ゆっくりライトアップの桜を見られるそうです。
でも、5分しか見る時間ないですね・・・(笑)
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東京調布市 野川の桜
こちらの写真は、調布市野川に咲く100本の桜並木、幻のライトアップの写真です。
なぜ、幻のライトアップかと言うと・・・1年にたった3時間しか見られないから。
という幻のライトアップの桜。写真は2017年4月のもの。
確かに・・・幻というだけあって、幻想的ですね!
いつ、その3時間が来るのかは・・・2日前にならないといわからないのだとか。
なぜ、ライトアップの時間がそれほど限定されているのかと言うと・・・
このライトアップは照明会社さんがボランティアで行っているからなのだそうです。
地元の方のお花見用に桜の成長に合わせてライトアップされています。
ライトは太陽光に近いので、人間にもやさしいのです。
また、川沿いに咲く桜で、川が狭いので、事故のないように、混雑しすぎないようにとの配慮があって、2日前告知、3時間限定公開なのだろうと思いました。
中西さんは
日本一素晴らしい桜のライトアップ
と言っていました!
東京新宿 新宿御苑
都心のオアシスとしても知られる新宿御苑。
新宿駅から徒歩で行かれるほど都会のど真ん中にありながら、中に入ると木々や静寂に癒され、ゆったりまったりできる庭園です。
ここには、65種類の桜があるという「桜の聖地」と中西さんは言います。
大木戸門、新宿門、千駄ヶ谷門・・・とどの門から入るかによって、見られる桜が違うのだそう。
何とも贅沢ですね・・・!
まずはこちら。新宿御苑の代表品種「いちよう(ー葉)」です。こちら↓
新宿御苑が皇室庭園であった大正時代から植栽され、皇室行事の観桜会の代表的な品種となりました。園内に約200本植栽されています。
特徴は淡いピンクの花の中央に淡いピンク色の花の中央から、葉のような形をした雌しべが1本伸びることが名前の由来です。
こちらは大木戸門もしくは新宿門から入ると、イギリス式庭園など園内各所で4月下旬に見頃を迎える桜です。
続いて「フクロクジュ」こちら↓
明治時代に荒川堤から全国に広まりました。
花びらは厚く、全体が渦状に波打っているのが特徴です。
香りは桜餅を良い香水にした感じらしいです。
この木は園内にたった5本で、4月中旬から下旬にレスウトハウス近くで、見頃を迎えます。
次は「ケンロクエンキザクラ」こちら↓
石川・金沢の兼六園に原木があるサトザクラの栽培品種。
1928年に国の天然記念物の指定を受けましたが、1970年に枯死。
その後増殖が進められ、現在は後継樹が植えられています。
原木は孝明天皇より下賜されたと伝えられています。
100~300枚の細い花びらが球形につく菊咲きです。
開花と同時に緑色の若葉が伸びます。
4月中旬から下旬に、下の池で見ごろを迎えます。
続いて「ギョイコウ」こちら↓
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こちらもサトザクラの栽培品種。
黄緑色の花びらに緑色の線が入ります。
咲き進むにしたがって、花びらの中央から紅色の線が入ります。
緑の桜としておなじみです。
園内にはたった2本のみ。
中の池のそばで4月中旬が見頃です。
次は日本を代表する桜「ソメイヨシノ」です。こちら↓
エドヒガンとオオシマザクラとの交雑種と考えれられている栽培品種。
江戸時代後期に江戸染井村(現在の豊島区駒込)から「吉野桜」の名前で広まりました。
花付きがよく生育も早いことから、明治時代には全国で栽培されました。
海外でも多く植栽されました。
3月下旬から4月上旬に、410本のソメイヨシノは園内各所で見ごろを迎えます。
ソメイヨシノよりも少し早く咲くのが「シダレザクラ」です。こちら↓
エドヒガンの栽培品種で、「糸桜」ともよばれています。
平安時代にはすでに記録があり、古くから寺社を中心に全国各地で栽培されています。
花が紅色のシダレザクラを、「紅枝垂」(ベニシダレ)と呼ぶこともあります。
園内にたった5本のシダレザクラは、3月下旬から4月上旬に下の池で見られます。
千駄ヶ谷門から入ると近いです。
千駄ヶ谷門から入る人は少ないそうなので、混雑が嫌な方にはお勧めです。
尚、ソメイヨシノを見損なってしまった方には、ヤエザクラがお勧めだと、中西さんは語っていました。
ヤエザクラも園内各所で見られます。
春に見ごろを迎える桜を紹介してきましたが、次は夏・秋・冬に咲く桜の紹介です。
全国の桜:夏・秋・冬に咲く桜の名所4選
夏に咲く桜:長野県小谷村 栂池(つがいけ)自然園
まず、最初は夏に咲くタカネザクラから。こちら↓。
長野県小谷村の栂池自然園に真夏に咲くタカネザクラは、山桜の一つらしい。
本州では最も遅咲きの、夏の桜です。
秋に咲く桜:埼玉県児玉郡 城峯(じょうみね)公園
続いては秋の桜です。
秋にしか見られない十月桜と紅葉の共演がこちら↓
秋の十月桜は 春のソメイヨシノと双璧をなす桜だと、中西さんは言います。
桜のアップがこちら↓
冬桜との名もある十月桜は、晩秋から初冬にかけて咲きます。
ライトアップもきれいです。こちら↓桜と紅葉の見事なコラボです!
冬に咲く桜①:沖縄県今帰仁(なきじん)城跡
沖縄で桜と言えば、「カンヒザクラ」なのだそうです。
こちら↓が今帰仁城跡のカンヒザクラです。
真 冬の1月、2月にかけて、沖縄では桜のシーズンを迎えます。
沖縄で楽しめる桜は、カンヒザクラ(寒緋桜)という種類で、花びらは濃いピンク色です。
カンヒザクラ(寒緋桜)は本島北部から徐々に開花が進み、それに合わせて各地では桜まつりが開催されます。
カンヒザクラのアップがこちら↓。 写真は今年1月のものです。
春の鳥メジロと共に、春らしい光景ですね!
1週間ほど前(3月15日)沖縄本土北部に行った時は、すでに桜の季節は終わっており、花見はできませんでした。
早っ!と思いましたね。
カンヒザクラ見たかったなあ・・・!
最後は冬の桜で締めたいと思います。
冬に咲く桜②:静岡県河津町
こちらも言わずと知れたカワヅサクラの名所です。
伊豆急線の河津駅前から河津川沿いに咲く、早咲きの桜で、1月下旬頃から約1か月間咲いています。
カワヅサクラは早咲きオオシマザクラ系とヒカンザクラ系の自然交配種と推定されています。全国に広がった河津桜でうが、河津町の特徴はというと・・・菜の花とのコラボが美しいことです。 こんな感じ↓
番外編:桜スイーツ2選
桜の紹介が終わったところで、お花見と共に食べたい桜スイーツ2点の紹介です。
①桜チーズケーキ:アルプス洋菓子店駒込店
こちらは駒込駅からも六義園からも近い、昭和14年創業の洋菓子店・アルプス洋菓子店駒込店限定のケーキです。
一般的には桜の塩漬けを使うようなのでうが、このお店では桜の砂糖漬けをつくり、それを使ってサクラクリーム(?)を作っているそうです。
マツコさんも
本ちゃんのさくらね。今まで食べた中で一番美味しいケーキ。
と言っていましたよ。
筆者もサクラデザートに目がないので、早速、六義園でお花見がてら、食べてこようと思いました!
②長命寺の桜餅:墨田区長命寺
,続いては、言わずと知れたサクラスイーツの代表格・長命寺の桜餅です。
元祖桜餅ですね。
桜餅については、その起源・葉の役割・関東関西の違いなど、こちらの記事に詳しく書いたので、よかったたら、ご覧くださいませ。
さいごに・・・
上野恩賜公園では今日から桜まつりが始まりました!(4/8まで)
駒込の六義園でも今日からライトアップが始まりました!(4/8まで)
いよいよお花見シーズンに突入ですね!
そこで、桜を眺めながら桜の花言葉と併せてみてはいかがでしょうか。
桜全体の花言葉は ・・・「優れた美人」「純潔」「精神美」「淡泊」です。
次の品種には・・・それぞれの言葉もあります。
ソメイヨシノ ー・・・「純潔」「優れた美人」
シダレザクラ ー・・・「優美」「ごまかし」
八重桜 ・・・「豊かな教養」「善良な教育」「しとやか」
山桜 ・・・「あなたに微笑む」「純潔」「高尚」「淡白」「美麗」
上記の花言葉の中で、私には「精神美」という言葉が桜の花言葉として一番ぴったりきます。
逆に、シダレザクラが「ごまかし」とかつけられて可哀想に思えてきます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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