9月12日(火)、TBSテレビ<マツコの知らない世界>では、「虫の音」について放送された。
鳴く虫を追いかけて50年のキャリアをもつ後藤啓さん(58歳)が、鳴く虫の種類や楽しみ方について紹介した。
今日は後藤さんのお話を元に、「鳴く虫の音色」についてまとめてみた。
目次
1.鳴く虫のベストシーズン
9月は鳴く虫のベストシーズンだという。確かに秋イコール(=)虫の音というイメージがある。
このベストシーズンは8月中旬から10月まで続くそうだ。それでは鳴く虫のベストシーズンには、どのような虫が鳴いているのだろうか?
2.鳴く虫の種類と楽しみ方
①エンマコオロギ
この時期に多摩川の河川敷などで、♫コロコロリ~と鳴いているのがエンマコオロギだそう。
エンマコオロギの雄が羽をこすり合わせる時に、この音が聞こえるのだ。実際の音色をこの動画でお楽しみください。再生した瞬間から美しい音色を聞くことができます。
②カネタタキ
次は後藤さんがマツコに「癒しのハイトーンボイス」としてお勧めするカネタタキという虫の♫チッチッチ~という音色だ。まるでカスタネットを叩くような羽の動きだ。
こちらは女性人気ナンバーワンの音色だそう。音色はこちらからどうぞ。
ところで、こうした虫の音は河川敷など外に出ないと聞くことはできないのだろうか?
後藤さんによれば、自宅でも虫の音を楽しむことができるのだそうだ。
大阪府枚方市にある後藤さんのご自宅では、50個以上の虫かごに合わせて1500頭、最多時には2000から3000頭いたという。
「頭」と数えるのが動物のようで面白い。
後藤さんは「頭」でも「匹」でもよいと言っていた。
③鳴く虫の販売
後藤さんは、虫の音を聞くだけにとどまらず、販売もされている。全国にいる550名もの鳴く虫の愛好家に、500円~20000円で鳴く虫を販売している。
そのため、毎日30匹ほど鳴く虫を捕まえているのだ。
④マツムシの楽しみ方
後藤さんによれば、マツムシの音色は起きている時も寝る時にも聞くのが心地よいそうだ。
鳴いている時の映像を見ると、マツムシも鳴いている時は羽を震わせている。
音色はこちらからどうぞ。
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④-1.鳴く虫のエサ
では、鳴く虫はどのようなものを食べるのだろうか。
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後藤さんによれば、きゅうりやなすなどの野菜の他、カツオブシなどをあげるという。
野菜だけでなく、動物性のものをあげる理由は、動物性のものをあげないと、共喰いをしてしまうからなのだそう。
⑤-1.虫の音奇跡のハーモニー:クツワムシ
番組では、カップに入れたクツワムシ15匹が順番に鳴く様子が放送された。
クツワムシの鳴き方には、ちゃんとルールがある。
まず、1匹目がイントロ部分を鳴く。
次に2匹目・・・それが6匹となり、・・・11匹となり・・・12匹となり・・・15匹となる。
5,6匹が鳴くだけで、近所迷惑になる大合唱になるので、うるさいと後藤さんは話す。
すごいと思ったのは、後藤さんが音色で「今何匹鳴いているのか」わかってしまうことだ。
クツワムシも鳴く時は、羽を揺らしていた。鳴き声はこちらからどうぞ。
⑤-2.虫の音奇跡のハーモニー:キリギリス
番組では、横一列に5匹のキリギリスが並べられ、左から1匹づつ「ギース」「ギース」「ギース」と鳴いていった。
だが、一番右のキリギリスがさぼって鳴かなかった。
鳴かないで何をしていたのかというと、エサを食べっぱなしだった(笑)。
鳴く様子はこちらからどうぞ。
3.虫の音市場:高値で売れた鳴く虫ベスト3
後藤さんが販売した鳴く虫の中で高値で売れた虫のベスト3が紹介された。
第3位:キンヒバリ 3100円
鳴き声はこちら 気温が15度以上になると、2月でも鳴き、3か月ほど鳴き声を楽しめる。
第2位:カクラスズ 4600円
鳴き声はこちら *カクラスズはどこの河原でも見られる訳ではなく、きれいな水のある所でないといないそうだ。とてもやさしく、きれいな音色だ。
第1位:ヤマトヒバリ 15500円
ヤマトヒバリはとっても静かで優しい鳴き声です、実際の音色はこちらの動画から聞けます。
鳴く虫の世界は深いと思った。
さいごに・・・
この番組を見損なってしまった方、またもう一度見たい方は、民放公式ポータルティーバー(Tver)から見ることができます。
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