今日は絵本作家のぶみさんが7月31日に出版したばかりの今大人気の絵本「このママにきーめた!」を紹介していきたいと思います。
目次
このママにきーめた!とはどんな絵本?
8月16日の情報番組スッキリ(日本TV8:00~)で放送され、Amazonの絵本部門で1位を獲得。
現在はamazonでも楽天ブックスでも新品は売り切れです。
amazonマーケットプレイスでは中古本が新品よりも400円以上の高値になっています。
私の地元、荻窪では大きめのブックセンターでも売り切れで、お取り寄せに1週間かかるという人気ぶりです。
なので、いつもはAmazonnで中古を買う私ですが、中古品に新品以上の価格を支払うのもばかばかしいので、楽天ブックスで新品(定価販売)を入荷予約しました。
入荷にどれ位の期間がかかるかは未定ですが。
あらすじ
絵本のあらすじは、一人の赤ちゃんが生まれる前に、お空の上でどのママの元に生まれてくるかを決めるところから始まり、ママのお腹に入って生まれ、ママと一緒に生活をします。
そして、なぜママの元に生まれてきたかの理由をママに話したところで終わります。
その間赤ちゃんとママとの対話でお話が展開していくのが、とても微笑ましいです。
まず、赤ちゃんがお空の上で自分のママになる人を決めたところ、周りからは「うぇ~」とか、「本当にあのママでいいのかい?」とか、かなりびっくりされます。
でも、赤ちゃんは「ぼく、あのママがいい」と決意が固く、そのママの元に生まれることを選びました。
そのママのお腹で育った赤ちゃんは、生まれる時にママの産道に足から向かっていき、「狭い!」とか「怖い!」といったことを叫びます。
一方、お腹の外では医師が赤ちゃんにこう言います。
「このままだと逆子になっちゃうから、頭から出てきてくださ~い」と。
そこで、赤ちゃんは回転し、無事頭から生まれてきたのです!
赤ちゃんなので当然なのですが、生まれてからの赤ちゃんはふざけてばかり・・・
だから、ママは赤ちゃんを毎日怒ってばかりいます!
赤ちゃんの伝えたいこと:このママにきめた理由
本がまだ手元にないので、正確には描写できないのですが、ある時ママが赤ちゃんに
「どうしてママのところに生まれてきたの?」と尋ねたか・・・・・・
あるいは赤ちゃんが「ねぇ、どうしてママをえらんだのか、知ってる?」とママに聞くシーンのどちらかがあったと思います。
赤ちゃんの答はこうです・・・
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
そんなのママをよろこばせるために決まってるじゃん!
これを聴いて、ママ号泣しちゃいました!
ママは赤ちゃんをきちんと育てなければいけないと思い、ふざけてばかりの赤ちゃんを毎日叱ってばかり。
でも、赤ちゃんがふざけていた理由・・・それはママを喜ばせるためだったのです。
赤ちゃんはママに喜んでもらおうと思っていたのですね。
作者の伝えたかったこと
作者ののぶみさんはお母さんのお腹にいた時の記憶(体内記憶)のある赤ちゃんに会って、話を聴いて、この本を書いたそうです。
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そして、体内記憶のある赤ちゃんの話を聴くことにより、次のことがわかったのでしょう。
1.赤ちゃんがママを選んで生まれてくる
2.赤ちゃんはママを喜ばせるために生まれてくる
だから、ママは赤ちゃんのすることを笑い、喜んであげて!というのが作者の伝えたいメッセージだと思いました。
なぜなら・・・・・・赤ちゃんは自分のしたことでママを喜ばせることができたら、ママ以外の人も喜ばせる自信がつくからです。
ネットの反応
Amazonのカスタマーレビュー見ると、「すごくよかった」や「感動しました」といった五つ星評価がある一方で「実に危険な考え方を描いた絵本である」とか「買わなければよかった」といった一つ星評価があるなど、「よい」感想と「よくない」感想が両極端に分かれているように感じました。
実際カスタマーレビュー41件中、評価の割合は以下のようになっていました。
★★★★★ 68%
★★★★ 2%
★★★ 0%
★★ 10%
★ 20%
カスタマーレビューの詳細を掲載するスペースは割けませんので、ご興味のある方はこちらからどうぞ。
補足:こどもの体内記憶
以前、私のメンターである精神科医越智啓子先生の講演会に産婦人科医の池川明先生が2度ほどいらっしゃって、体内記憶のあるこどもたち(赤ちゃん含む)の話をしてくださったことがあります。
産婦人科医の池川先生は体内記憶を専門に研究してこられました。
たくさんのこどもだちにママのお腹にいた時のことをインタビューして、本にも書かれていらっしゃいます。
池川先生(だけではありませんが)のお話を聴くに、やはり赤ちゃんがお母さんを選んで生まれてくることはよくわかりました。
その中には、赤ちゃんがお腹にいる時、「ママがアイスを食べて冷たかった」なんて、面白い記憶もありました。
私自身は以前体内記憶のある大人と話したことがあるのですが、その方が言うには、生まれる前のこと(体内記憶した内容)について、「大事な事だから忘れてはいけない!と思ってきた」と話されてました。
池川先生はまた、次のようにもおっしゃっていました。
「よく親から虐待を受けた。ひどい親だという人がいますが、その親を選んだのはあなたでしょう。親は子供を選べないのだから、親は悪くないんだよ。」と。
本の内容や作者に対し、好き嫌いは誰でもあると思います。
でも、好き嫌いを超えて攻撃や批判自体がレビューの目的?と思われるようなものもありました。
私自身はこの作者が好きでも嫌いでもないのですが、攻撃・批判目的のレビューにはエネルギーが奪われる感じがしました。
こういうレビューを書かれている方の中には、子供が親を選ぶということを受け入れられない方が見受けられました。
そのような方も精神世界の理解が進んでいけば、この絵本に書かれていることがいつかきっと納得いくのかなあと感じました。
もしお子さんがいるのであれば、お子さんに生まれる前のことを尋ねれば、話が早いかもしれません。
(体内記憶のないお子さんもいらっしゃるので、何とも言えませんが・・・)
このママにきーめた!はAmazonと楽天ブックスで買えますよ。
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